花束や花カゴ、お手入れ方法は?
お花は、切花にしたときから弱り始めます。その小さな命を、少しでも楽しんでいただき、きれいに咲かせていただくために、お届けするお花には、お手入れ説明書と切花栄養剤2袋を添えております。
バラの花束、到着後のお手入れ
バラの花束が届いたら
- 手順
- まずラッピングを外して、バケツ等の深みのある器に水を張り、その中に茎の部分を漬けます。
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ここで水揚げと呼ばれる作業をはじめます。1本1本、茎の根元から2~3センチの部分を良く切れる刃物で水中で切ります。これにより、茎の気管を通じて水分が吸い上げられます。
このとき、水中で切る事により、気管に空気が入る事を防ぎ、鋭利な刃物で切る事により気管を潰すことを防ぎます。
- 茎を切りながら、花瓶等にいけたときに水中につかってしまいそうな葉っぱを取り除きます。(養分が花に集中するのと同時に、葉っぱが水に浸かる事による水の腐りを防ぎます。)
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できれば2時間程度そのままにしたあと、花瓶等に同封の切花栄養剤と水を入れ、バラを活けます。
この栄養剤は、水分に溶かす花の栄養分です。つぼみ気味のものをよく咲かせてくれ、日持ちを良くしてくれるます。その上、防腐効果があり、お水の腐敗から守ってくれますので、基本的にお水の交換が不要の優れものです。
- あとは置き場所に注意してください。直射日光を避け、涼しいところで、かつクーラーなどの通風があたらない場所に置いてあげれば花は日持ちします。
- その後のお手入は、1~2日ごとに茎の根元を少しずつ切り戻してあげれば、水上げもよく、より日持ちします。
- 日にちがたってお花の数本がしおれはじめたら、その花を一旦抜いて茎の根元から3センチ程度のところから水切り。新聞紙を少しきつめに巻いて花首あたりまで水中に2~3時間浸けておくと、元気を取り戻しやすくなります。(でもやってみると、うまくいかない場合が多いですが…)。そんな時は、下の「かなり弱ってきたら」をご参考ください。
自分が受け取ったとき
花束を取り寄せて直接手渡ししようと自分で受け取った場合は、少し違います。
お花が箱に入った状態で、なるべく涼しいところで箱のふたを開けて、花を上にしてタテ置きしておいてください。
手渡しされるまでの時間が半日以上ある場合は、水分不足にならないように葉っぱに少し霧吹きしてあげてください。配達後、先様が水揚げするまでに1日以上経過しそうな場合は、ご注文時にその旨を備考欄で追記ください。
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バラの花カゴ、到着後のお手入れ
バラの花カゴは楽です♪
花カゴは花瓶もいらず、そのまますぐにお飾りいただけます。だから様々なお祝い事などに人気です。また先様の手間がかからないので、お忙しい方や高齢の方への贈り物に喜ばれます。
- 手順
- お届時は化粧箱に入っていますので、そこから花を傷めないように手を沿えながらそっと取り出します。(※セロファンラッピングは中のむれを防ぐ為にも、早めに取り外してください)
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配送中の振動で、バラの花の向きが微妙に変わっているものがある恐れがございます。お花の向きや位置を変えられたい場合は、一旦花を抜いて茎の根元を1センチ程切ってから根元のオアシス(スポンジのようなもの)に活けててください。
- お花の茎を刺してあるオアシスに、たっぷりと水をあげてください。(※同封の切花栄養剤を溶かした水をあげると、お花はより長持ちします) 茎や葉っぱには、真水を霧吹きで吹き付け、湿り気を与えてあげてください。
- 花カゴ(バスケット)は花束の場合と同様に、なるべく涼しいところで、冷暖房機の風のあたらない乾燥の少ない場所に置いてあげると長持ちします。
- 日にちがたってお花の数本がしおれはじめたら、その花を一旦抜いて茎の根元から3センチ程度のところから水切りして、新聞紙を少しきつめに巻いて花首あたりまで水中に2~3時間浸けておくと元気を取り戻してくれることがあります(でもやってみると、うまくいかない場合が多いですが…)。そんな時は、下の「かなり弱ってきたら」をご参考ください。
花がかなり弱ってきたら…
花がかなり弱ってしまうと画像のように「首曲がり」の状態になります。
首がまだしっかりしていて、葉が少ししおれているくらいなら回復が見込めます。
水中で茎の根元を4~5センチほど切り、新聞紙を巻いて花首まで水中に3時間以上浸けておくと元気になる場合があります。
その他、茎の切り口を火で少し焼くショック療法もあります。
首が柔らかくなったり茶色く変色しかけると回復は厳しくなります。ここではダメな場合の楽しみ方を♪
首曲がりして再起不能のようだったら、花首から茎を2~3センチほど残して切り落とします。
それをカクテルグラスやガラスボールに水を入れて浮かべます。花は少しづつ咲き始めてくれることが多く、数日は十分楽しめますヨ。